ジュゴンとツチノコ Vol.1 好評のうちに終演いたしました!
梅雨の鬱陶しい天気が続き、突然の台風の来襲と、なかなかすっきりしない毎日でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、先日このブログでもお知らせしました、大津出演のサロンコンサート、「ジュゴンとツチノコ Vol.1」、好評のうちに終演いたしました。
東大柏葉会合唱団の「伝説の」指揮者と言われた二人。FACEBOOKで再会して、「何かやりたいね~」という話が盛り上がって実現したこの企画。
会場となった、門前仲町シンフォニーサロンは、コンパクトなスペースながら、不思議と音をクリアに響かせてくれる場所。東大柏葉会合唱団のOB/OGの方々も多く集い、客席と出演者が一つの音楽の場を共有して、温かく親密な、まさに「サロン」の空気を作り上げることができました。
今回のプログラム、大津得意のフランス歌曲を前半に。ドビュッシーやフォーレ、そして大津が愛してやまないプーランクの歌曲など、貝賀さんの立体的な伴奏と相まって、どこかヒリヒリするような、緊張感と遊び心の共存したビビッドな空気を作り上げました。
前半の最終曲は、アダン編曲の「ママ、聞いて」。きらきら星変奏曲を超絶コロラトゥーラ技法で再現した難曲を歌い切りました。
MCの間には、大津のウンチク話に貝賀さんの絶妙な突込みと、息の合ったかけあいに、お客様もすっかりなごみます。
そして休憩時間には、大津手作りのポテトサラダなどのフィンガーフードとワインに加え、お客様お持ち込みのワインやお菓子も供して、すっかり和やかな雰囲気に。
お料理やワインをサーブするのは両家のジュニアたち。例によって家庭内手工業です。
後半は衣装もダークに、ちょっとアダルトっぽく、英米大衆歌を中心に。ガーシュイン、コール・ポーター、ノエル・カワードなどを、時には諧謔を、そして時には哀愁を込めてお届け。貝賀さんのカプースチンなどもジャジーで濃密な音楽空間を作り上げ、なんだかマンハッタンのジャズクラブで、音楽家の妙技だけでなく、その場の空気そのものを味わっているような、贅沢な時間となりました。
最後にはお客様全員と一緒に集合写真。満席のお客様と濃密な時間を過ごすことができました。
今回の本番写真は、写真家の早川礼子さん撮影。モノクロ写真含め、場の空気感まで切り取る素敵な写真の数々。
さて今回の「ジュゴンとツチノコ」、Vol.1と銘打っており、シリーズ化?との話もちらほら。まだ何も決まっておりませんが、「ぼちぼちと考えていきます」とは大津の弁。次にいつ皆様にお会いできるか分かりませんが、また家内制手工業ならではの濃密な時間をご提供できれば、と思っております。