大津出演の「子供と魔法」終演いたしました!
年度も変わり、桜の季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、先日来このブログでもお知らせしておりました、大津出演の舞台、東京室内歌劇場オペラ公演、ラヴェル作曲「子供と魔法」、無事終演いたしました!
Aキャスト、Bキャストそれぞれ4公演の合計8公演がほぼ全て満席完売、という大盛況。集ったお客様の期待を裏切らない、見事な舞台でした。
この東京室内歌劇場のせんがわ劇場のシリーズ、北は過去の全公演を見ております。第一回公演の「ジャンニ・スキッキ」、大津の本シリーズデビューとなった第二回公演の「市場のかみさんたち」あたりは、このせんがわ劇場という新しいハコで何ができるのか、制作側も様々な模索をされていたように思います。「市場のかみさんたち」で、ある程度の見極めがついたところで、第三回公演「利口な女狐の物語」で少し背伸びしたチャレンジングな舞台を作り上げ、今回の第四回公演「子供と魔法」では、今までの実験や挑戦が一つの完成形に達したような、そんな印象がありました。演目の長さ、演出上の様々な冒険、劇場の照明機構を存分に活用したプロジェクションによるファンタジー、そして舞台道具や衣装などのアナログな工夫。演者の皆さんの力のこもったパフォーマンスと、全てが高いレベルでバランスしていたように思いました。
涙あふれるフィナーレのコラール。
「利口な女狐」が終わった後、次は「子供と魔法」らしい、と伺った時から、東京室内歌劇場というのは本当に選曲のセンスがいいなぁ、と思いました。まさにせんがわ劇場というハコにぴったりの演目。企画を聞いた時から成功を確信する、というのは、過去の三回の公演を経た上で、その延長線上にこの演目が来る、というのが実にしっくりくるから。企画段階から、「この舞台には絶対参加したい!」と言い続けていた大津は、リスと羊飼いの娘、という印象的な役をいただき、熱演しておりました。
羊飼いの娘。子供役の橋本美香さんと
りす。公演終了後、「しっぽがないのがさびしい」と呟いております。
例によって、観客としての感想文を別のブログに掲載しております。
↓こちらです。
さて、GAG団員の次の舞台は5月。北が参加する混声合唱団麗鳴がゲスト出演するイベント。7月には、八か月ぶりのGAGプロデュース公演、Singspielersのサロンコンサート第二弾が待ち構えております。今後ともGAGの活動をよろしくお願いいたします!!