GAG(Galleria Actors Guild)は、アマチュアオペラ制作集団「ガレリア座」で知り合った大津佐知子と北教之が、1996年に結成した劇団です。二人芝居を中心とした少人数の演劇・朗読劇などを不定期に上演し続け、2013年には第十回公演を開催しました。演劇だけでなく、歌曲なども交えたお茶会などを今後も発表し続けていきます。

北出演の2月の舞台告知です!

みなさま、大変遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

 

この2015年も、ガレリア・アクターズ・ギルドのたった二人の団員は、あっちの舞台こっちの舞台に顔を出したり、ちょいと自主企画の舞台をやったり、どなたかの演奏会をお手伝いしたり、と、様々な舞台表現に関わっていく予定です。一人でも多くの方々に楽しい時間を過ごしていただくことをモットーに、今年も精進してまいります。今後とも、GAGをお引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます!

 

さて、新年最初の投稿は、2月に予定されております、北出演の舞台を2つ、ご紹介させていただきます。なんと2月1日、2月8日と二週連続での本番舞台となります。ただでさえメモリ容量の小さい北は、すでにほぼパニック状態でございます。

 

まずは2月1日。下記の演奏会に参加します!

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府中を中心に活動している合唱団麗鳴の定期演奏会。北は、ベースの一団員として歌うだけでなく、第三ステージの演出とナレーションを担当します。「アナと雪の女王」のオープニング曲や、いきものがかりの「ありがとう」など、耳慣れた曲をつづり合わせたポップなステージを、「いつもそこに歌がある」という統一コンセプトのもとに作り上げてみました。入場無料です!お時間のある方は是非、府中の森芸術劇場まで足をお運びください。

 

つづいて、2月8日。先日大津が参加させていただいた東京シティオペラの理事長であり、素晴らしいテノール歌手である川村敬一先生が歌う、シューベルト「冬の旅」全曲演奏会に、ナレーターとして助演することになりました!

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川村先生の歌手人生の集大成ともいえる記念碑的演奏会での大役、今から心拍は上がり血の気は引き息も絶え絶え状態。このちらしには、東京シティオペラの本公演のナレーションを務めておられる、日本声優界の至宝、矢島正明先生も推薦文を寄せてらっしゃって、そういう意味でもプレッシャーは半端ない状況。矢島先生の足元どころか靴の底にも届きませんが、川村先生のパフォーマンスの足を引っ張らないよう、精一杯努めたいと思います。チケット(お一人様5000円)ご希望の方は、北までご連絡いただければ幸いです!

来年のことを言うと鬼が笑うと言いながら、実は来月の話です!

さて、つい先日、二人の団員の散開活動が終了し、二人とも結構ぼけっとほおけているのですが、冬というのはやはり演奏会の季節。北も大津も、この冬はすでにいくつかの舞台の予定が控えております。来年のことを言うと鬼が笑うと言いながら、1月はもう来月。年が明けるとすぐ、大津の次の演奏会がございます。

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先日、「外套」「修道女アンジェリカ」でもお世話になったケイ企画の主催公演。集った歌い手さんが好きな歌を持ち寄る、という企画で、大津が持ち込んだのはブリテン編曲の英国民謡集。「グリーンスリーブス」「庭の千草」など、耳慣れた曲、朝ドラで取り上げられた曲など、有名な曲を歌うとのことですが、有名な曲というのは逆に難しいもので、日々、それぞれの曲のお料理の仕方を試行錯誤しております。1月18日(日)、お時間ありましたら是非渋谷に足をお運びください。

GAG散開活動、無事に終了しました!

GAGの二人の団員、北と大津がそれぞれに別の本番を迎えた12月7日。それぞれに充実した舞台を無事に終えることができました!支えて下さったスタッフの皆様、そして何より、ご来場くださったお客様皆様に、感謝です!

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北の本番舞台、「椿姫」ハイライトコンサートは、この写真のような25人定員の小さなサロンでのサロンコンサート。おかげさまで、会場は満席!お客様からは、「こんなに近くで歌い手の声を聴くことなんかなかった」とご好評をいただきました。レクチャー・コンサート風に仕立てたことや、会場のモニターを使った字幕スライドなど、こちらが色々工夫したことをほめて下さるお客様にただただ感謝。終演後のワインパーティも盛況で、最後にはご来場くださった皆さんもご参加いただいての「乾杯の歌」で、大盛り上がりのうちに終演となりました。

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一方、大津の務めた舞台は、東京シティオペラによるプッチーニ三部作から、「外套」「修道女アンジェリカ」の二本。渋谷文化総合センター大和田さくらホールでの公演でした。北は、主催者のご厚意で、前日のGPを見学させていただいたのですが、「外套」では、合計年齢200歳のミケーレ・ルイージ・ジョルジェッタの3人の歌手の大砲のような歌唱にノックアウト。「修道女アンジェリカ」では、アンジェリカ役の檜垣佐夜子さんの、清楚さと情熱と気品にあふれた歌唱と演技に魅了されました。「外套」は土曜日のキャスト公演も拝見できたのですが、こちらのメインキャストのお三方の美声にも感動。タルバ役の神田さん、フルーゴラ役の飯島さんも素敵でした。タッパの高いさくらホールの空間を見事に演劇空間に変貌させた舞台美術の素晴らしさ、そして、すでに神域に入った矢島正明先生のナレーション、全てがハイクオリティのオペラ公演でした。

大津は「修道女アンジェリカ」の修練長という役。本来はメゾソプラノの役ですが、低音も出て演技も確かなソプラノ、というご評価をいただいての配役だったそうです。実際、歌う場面は割と少ないのにほぼ出ずっぱりで、おいたをする修道女たちを引きずって退場したり、整列させたり、と大活躍。大津に言わせれば、「修道院長が校長先生で、修道女長が教頭先生で、修練長は学年主任だから、仕事がたくさんあるのだ」とのこと。はて。

芝居も歌唱も安定した出来で、演出家にも指揮者にもお褒めをいただいたと、大津も感激しておりました。素晴らしい機会を下さったケイ企画の皆さんにも感謝です。

今回の公演の最大のブラボーは、演出の原純先生だったと思います。登場人物一人一人が、脇役に至るまでリアルに、生活し、息づいている有様。沖仲仕たちの日常、修道女たちのつつましい生活、それがしっかり作りこまれた丁寧な舞台。一人一人の人生がきちんと作りこまれているのに、それが個々バラバラに動いていくのではなく、必然性を持って一つの物語をアンサンブルとして支えていくバランス感覚のよさ。上の修道女アンジェリカの舞台の一瞬を見ても、まるでタブローのように美しい。本当に見事でした。

さて、GAGの次回公演はまだ決まっておらず、二人の団員の散開活動はしばらく続きます。次なる舞台で、どんな世界を作り上げるか、自分たちの技術を精一杯磨いていきたいと思います。乞うご期待!

大津出演舞台のお知らせ

GAGのもう一人の団員、大津佐知子の出演舞台です!

東京シティオペラ公演

プッチーニの「外套」と「修道女アンジェリカ」。

大津は12月7日(日)の「修道女アンジェリカ」に、修練長、として出演します。

深く作品を理解し、舞台の隅々、役者の一人一人に至るまで細かく作りこまれ、作品世界に深みを与える知的な演出に、新たな発見を重ねている毎日、とのこと。

ナレーションの矢島正明先生は、あの「スター・トレック」カーク船長で有名な、日本声優界の生き神様です!北は昨年、同じ東京シティオペラ公演の「アドリアーナ・ルクブルール」で、本物の矢島先生のナレーションに触れて全身にトリハダが立ちました!

本格オペラに触れたい方、あるいはプッチーニがお好きな方は、渋谷さくらホールへ。

少し気楽にワイン片手にオペラを楽しみたい、オペラ初心者の方、あるいはヴェルディの熱い音楽がお好きな方は新宿マエストローラ音楽院へ。

12月7日、何卒よろしくお願いいたします。

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GAG、散開中!!

お久しぶりです!

急に寒くなってきましたが、皆様お変わりなくお過ごしですか?

 

夢のように楽しかったGAG第11回公演から、半月が過ぎました・・・

ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました!

 

さて、あの会場で、皆さんの拍手からいただいたエネルギーをそのままもらって、

GAGの団員二名(たった二名かよ!)は、現在、「散開」中です。(YMOみたいですね。古いですね。すみません)

 

「散開」、すなわち、大津、北、それぞれに、それぞれの別の舞台に向けての準備を進めているところなのですが、今日は、その中で、北の活動をご紹介します。

GAG公演でもチラシをお配りしました、サロン・コンサートのご案内です!

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GAGでは、朗読パフォーマンスをお聞かせした北が、今度はオペラ歌唱に挑みます。それもヴェルディの不朽の名作「椿姫」!

有名な「プロヴァンスの海と陸」を始め、バリトン役の憧れ、パパ・ジェルモンの歌に挑戦します。自分でやりたい、と言い出しておいて、なんと無謀な・・・と焦りまくっている大曲ばかり。

この「椿姫」を、オペラの本筋と少し離れて、ヴェルディの生涯の伴侶であった、ジュゼッピーナ・ストレッポーニの生涯と重ねて読み解いてみましょう、という、ちょっとレクチャーコンサートっぽい企画です。

ガレリア座の歌仲間、大林さんと君島さんの歌声も素敵ですよ!

入場無料にて、ご来場いただきましたお客様には、ワインと軽食をサービスさせていただきます。

ご興味お持ちの方は、ちらし掲載の連絡先にご連絡いただければ幸いです!25席限定、事前予約要ですので、早いもの勝ちです!

 

次回は、なんとこの「椿姫」と同じ日に開催される、大津の出演舞台「修道女アンジェリカ」をご紹介しようと思っています。お楽しみに!

第11回公演、無事終了いたしました!

本日開催されました、GAGの第11回公演「Singspielerのお茶会(Part2)」は、無事終了いたしました!

舞台をサポートしてくださった共演者の皆様、いつもにこにこと手伝ってくださるスタッフの皆様、快適で使いやすい公演空間を提供してくださった渋谷ラトリエのスタッフの皆様、そして何よりも、会場まで足を運んでくださったお客様皆様一人一人に、

本当にありがとうございました!

朗読シリーズも後半に入って、いよいよドラマティックな物語が数編続きます。お料理企画や音楽企画とのコラボも続けていきたいと思っています。また次回、皆さんにお会いできる日を楽しみに・・・

本日は本当にありがとうございました!

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毎回素晴らしいお料理の数々、シェフの才気が光ります!

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シェフが撮ってくれた第三部の一コマ。立ち止まらず続けること、それが一番大切なことだと信じて。これからもGAGをよろしくお願いいたします。

 

本番会場リハーサル! & 持ち物リスト(遠足みたい・・・)

本日は有休をいただき、今度の本番会場である渋谷のラトリエさんに伺い、本番前リハーサルをやってきました!

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二階が弦楽器の工房になっており、天井が高くて開放感のある素敵な会場です!

高さがあるので音がしっかり響きます。スライドとのコラボレーションもとてもうまくいきました。何よりこの会場は、スタッフの方々が皆さんとても親切。「こんなこともできますよ」「こんなこともご用意しましょうか?」と気遣ってくださる感じが最高にComfortable! 素晴らしい会場との出会いに感謝です!!

10月12日の本番も、いよいよ来週に迫ってきました。パフォーマンスの磨きをかけるのももちろんですが、一つの舞台を作り上げようと思うと、色んな裏方仕事が必須。GAGは大津と北の二人だけでやっている家内制手工業団体で、こんな酔狂な団体をいつもニコニコと手伝ってくださるサポーターの皆さんに支えられています。今晩はそんなサポーターの皆さんに、当日の動線をご連絡。あと、我が家のPCを駆使しながら、当日の「持ち物リスト」を作り上げました。

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こんな感じです。なんだか遠足のしおりの「持っていくものリスト」みたいですね汗。地道な作業ですが、本番会場に到着してからバタバタ慌てないために、とても大切な準備作業。

何もかもが手作りの小さな劇団ですが、手作りならではの心のこもった舞台をお届けするべく、頑張ります。チケットご購入いただきました皆様、10月12日、渋谷の会場でお会いするのを楽しみにしております!!