GAG(Galleria Actors Guild)は、アマチュアオペラ制作集団「ガレリア座」で知り合った大津佐知子と北教之が、1996年に結成した劇団です。二人芝居を中心とした少人数の演劇・朗読劇などを不定期に上演し続け、2013年には第十回公演を開催しました。演劇だけでなく、歌曲なども交えたお茶会などを今後も発表し続けていきます。

大津の出演コンサートのご案内とGAG団員の配信動画各種ご案内!

大変ご無沙汰してしまいましたが、皆様、暑い夏をどう過ごされましたか?中々外出もままならない日々、GAG団員の二人も、このブログでご案内してきた本番舞台がなかなか開催できず、2か月もこのブログを放置してしまいました。最近になって、そろりそろりと舞台活動が再開、以前このブログでも紹介した配信チャンネルなどでの動画配信など、いくつかアウトプット活動が増えてきましたので、今日は久しぶりに、そんな活動をご紹介したいと思います。

まずは、大津出演の演奏会のご案内。あの東京室内歌劇場の名物企画「シャンソン・フランセーズ」が劇場に戻ってきます!

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会場の密を避けるために一日二回の公演となった今回のシャンソン・フランセーズ、二回公演を逆手にとって、おなじみのあの曲は昼夜ダブルキャストでお楽しみいただけます。大津は以前歌った、ミシェル・ルグランの「双子姉妹の歌」を再び、今度は自作の日本語歌詞にてお送りします。ルグランらしいお洒落な歌の世界観を大津の選んだ日本語でより身近にお楽しみいただくべく絶賛お稽古中。そして、シャンソンの女王、バルバラのあの名曲にフランス語でチャレンジ!チケットのご用命は大津まで!!

 

続いては、GAG団員によるネットでの配信動画をいくつかご紹介。まずは、上で紹介しましたシャンソン・フランセーズの配信動画。今回の演奏会でも取り上げる、「生きる時代」をリモート演奏でお届けしています。

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そして、大津が参加しているもう一つの大事なユニット「万年筆女子会」から。こちらも12月に演奏会を開催しようと企画中なのですが、動画配信にも挑戦しています。

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大津自身が編集を行ったこの動画、自宅にあるミニキーボードの生撮り音や、各メンバーが自宅で撮った歌唱映像など、リモート動画によくある手作り感を残しつつ、井上亮さんが撮影くださった万年筆女子会の過去の演奏会のスナップ写真や、このグループらしい完成度の高いアンサンブルなど、洗練された動画となっています。再び会場で皆様と相まみえる日を願いつつ歌われる、「しゃぼん玉のキリエ」と「見上げてごらん夜の星を」、二曲のハーモニーをお楽しみいただければと思います。

 

続いては、北が開設した自身のYouTubeチャンネル、「北教之チャンネル」にアップされた二つの動画をご紹介。

 

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こちらのブログで以前ご案内した、北教之のソロ・リサイタルその弐、8月28日に無事開催にこぎつけました。会場に集まった心優しいお客様と過ごした楽しい時間を、より多くの皆様にお届けしたいと、配信チャンネルに前半部分をアップ。ライブ映像をそのまま配信するのではなく、北自身の一人ボケ突込みMCを交えて編集してみました。近日中に後半もアップしたいと思っております。前半の映像をお楽しみいただけましたら、3問のクイズの答え合わせと共に、後半の映像もお楽しみにお待ちいただければと思います。

 

もう一つの動画はこちら。

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以前からトライしてみたかった、自作の短編小説の朗読パフォーマンスに挑戦してみた動画です。合唱をやっている方なら一度は聞いたことのある定番曲、「はるかな友に」に寄せて。前半は、「そうそう、合唱団にこういうおじいちゃんいるよねぇ」という感じでちょっとニヤニヤしながら聞いていただきたいですが、後半部分に明かされるそのおじいちゃんの歌への思い。思うように歌えない今の時期の9月だからこそ、聞いていただきたいと思って制作してみました。

北教之チャンネルには、過去の舞台動画も含め、今後も様々な動画をアップしていく予定です。ご興味持たれましたら、下記の再生リストで動画一覧をチェックしてみてください!

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過去のGAG公演舞台を紹介しているGAGチャンネルもございます。こちらも是非チェックください。2006年に上演した二人芝居など、お宝映像もお楽しみいただけます!

www.youtube.com

 

こんな状況ですが、北の所属する合唱団もオンライン練習を開始したり、大津の出演舞台も少しずつ企画されています。辛い時こそ人の心を支えるのは、音楽であり、生のライブ空間だと信じて、これからも新しい企画をお届けしていければ、と思います。

 

8月、北の第二回ソロリサイタルを開催します!

まだまだコロナの影響下で、ライブなどの舞台活動は配信などを中心としたゆっくりとした再開ペースですね。GAG団員の大津と北の舞台も、7月に入って次第に手探りで再開し始めています。そんな中、本当は6月に開催するつもりだった北のソロリサイタルを、8月28日(金)夜に開催することを決定いたしました!

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2019年4月に第一回を開催したソロ・リサイタル、その時のお客様の温かな拍手が忘れられずに、今年の6月に第二回を企画していました。コロナ禍で開催できず、再開の時期を探っていたのですが、緊急事態宣言の終結を受けて、8月開催を決定いたしました。

とはいえ、感染対策を考慮し、本来であれば定員50名のサロンにお招きできるのは、10名様のみです。採算などのしがらみを考えなくて済む自分のようなアマチュア歌手が、ライブの火を守り続けないと・・・とまで大上段に考えたわけじゃないですが、やっぱり人の前で一期一会の時間を共有しながら歌いたい、と思いましたし、少人数だからかえって、ソーシャルディスタンスを確保しながらも十二分に「密」な時間を過ごせるのじゃないかな、と思っています。お客様が少ないからこその企画なども検討中です。まさにプラチナチケットです!早いもの勝ちですよ!

また、折角のライブなので、記録映像を後日、YouTubeで公開するべく、なんと、北教之のYoutubeチャンネルを立ち上げました!上記チラシにも掲載の、下記QRコードからご覧になれます!

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本日時点では、前回のソロリサイタルから2曲の舞台映像をアップしておりますが、今後、過去のSingspielerのさろん・こんさーとシリーズの動画や、オリジナルの朗読コンテンツなどを公開していければ、と考えています。

まだ本格的な舞台活動再開は難しそうな昨今ですが、それでも、音楽がなければ人は生きていけないし、表現することを諦めたくないと思っています。配信サービスや小規模なライブなどで、皆さんと何かを共有できないか、試行錯誤を続けていきたいと思います。今後ともGAGと、北教之のパフォーマンスをよろしくお願いいたします。

GAGチャンネルを開設しました!

皆さん、STAY HOMEされていますか?

GAG団員の2名が2020年に予定していた舞台は次々と中止、または延期の憂き目にあっており、このブログもどう更新してよいものだか分からず、ずっと放置状態となってしまいました。皆さんにはご無沙汰してしまって本当に申し訳ありません。

こんな状況になってしまうと、お客さまと同じ空気、同じ時間を共有したあのライブの「三密」空間が、自分たちにとってどれほど大事なものだったか、改めて実感しています。そんな思いに突き動かされて、若干無謀な試みではあるのですが、GAGの過去公演を映像で紹介する、GAG(Galleria Actors Guild)チャンネルを、You Tube上に開設してしまいました。

今日までに、限定公開動画も含め、下記の3つの動画を公開しています。無謀、と申し上げたのは、過去の公演のアーカイブがそんなに充実していない上に、ひと様にお見せできるようなクオリティに到達しているかどうか・・・という反省や後悔ばかりが先に立つ映像も多く、「これ公開すると逆にお客様失うんじゃね?」という、ちょっと悲しい現実に直面したりしておりまして・・・そういう意味でも、ライブ、という「場」で、お客様の温かい拍手や笑顔に助けられ、その「場」だからこそ盛り上がれる楽しさを味合わせていただいていたんだな、と、改めてお客様への感謝の思いを感じたりします。

とはいえ、少しでもあの「場」の空気をお届けしたい、こんな時だからこそ、ライブの空気感を少しでも皆さんにお伝えしたい、という思いで、このチャンネルを運営していきたいと思います。

 

 

→チャンネル開設のご挨拶として、2019年9月に上演した、GAG第13回公演のダイジェスト映像を紹介しております。

 

GAG第13回公演後半、大津佐知子による「ノックスヴィル 1915年の夏」全曲を公開しています。サミュエル・バーバー作曲の米国歌曲を代表する傑作、日本でも全曲を演奏した例は少ないと思います。貴重な映像、会場のお客様が思わず涙するライブ感を含めてお楽しみください。

 

GAG第12回公演前半、北教之による「南の島のティオ~星が透けて見える大きな身体~」を公開しています。大人の事情もあり、このURLを知っている方しか見られない限定公開。GAG公演の大きな柱である「南の島のティオ」朗読シリーズを、長谷部和也さんのユーモラスで幻想的なイラストと共にお楽しみください。

 

再びこのブログで、GAG団員出演舞台の告知を実施できる日が、一刻も早く訪れますように。

そして、新作舞台の映像をGAGチャンネルでご紹介できる日がきますように・・・

今は、GAGチャンネルで、過去の舞台をお楽しみいただければと思います!

今後とも、GAGをよろしくお願いいたします!

 

大津の出演舞台の告知です!

2020年が始まったかと思いましたらあっという間に半月経ってしまいました。今更でございますが、明けましておめでとうございます。このブログも忘れた頃にぽろぽろと更新してまいりますので、こんなブログがあったべかな、程度に頭の隅っこの方で覚えておいていただけると望外の喜びでございます。今年もそんな感じで生温かくよろしくお願いいたします。

さて、年明け最初のご案内は、GAG団員の一人、大津佐知子の出演舞台のご案内です。2月・3月と開催される三つの演奏会をご紹介。お時間とご興味ありましたら是非、大津までご連絡いただけましたら幸いでございます。

 

青島広志コンサート&トーク魔笛からこうもりへ』両作品名場面集

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きたる5月19・20日に上演されるブルーアイランド版「こうもり」全幕公演のプレコンサートです。ブルーアイランド版のオペラやオペレッタは、青島先生独自のアレンジやギミックがてんこ盛りで、皆さんよくご存じの「こうもり」だと思って聞きに来たら足元をすくわれます。心してお出かけくださいまし。大津はアデーレ役として登場。あの有名なアリエッタを2つとも歌います。昼夜両方出演です。

 

◆はく・あ・ぽこ“Happy Valentine's Night!!”

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大津の出身校である盛岡一高の同級生、ピアニストの森知英さんとのジョイントコンサート。2019年1月に第一回を開催したこのコンサート、お客様からの熱い再演のご要望を受け、ヴァレンタイン・デーに第二回を開催することとなりました。ヴァレンタイン・デーにちなんだピアノ曲、歌曲をお届け、ということで、大津は、以前出演した「幽霊屋敷」で勉強したポーランド語の歌曲、それもショパン作曲の歌曲に挑戦します。ショパンコンクールのディプロマである森さんのピアノソロもお楽しみいただけます。

 

◆PAS C'EST LA! ~エツコの夢は夜ひらく~

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パセラリゾーツというカラオケボックスに集い、シャンソンを歌い飛ばす集まりに来ませんか、と、シャンソンフランセーズの主催者田中知子さん(とももさん)に声をかけられた大津、行ってみればシャンソンだけでなく、昭和歌謡もアニソンもミュージカルもももクロも何でもありのカオスの時間。そんな時間を何度か過ごすうちに、ある日とももさんから、「これかぶってみて」と言われて青い髪のウィッグを渡され、割とそういうのが嫌いじゃない大津がかぶってみればいつのまにか「パセラ!」というグループの一員としてこんな姿の写真入りのチラシが出来上がっていた、という謎のコンサート…クラシックだけじゃ我慢できないピアニストと歌い手たちが繰り広げるビックリ箱。記念すべき第一回コンサートが、あのアルテリーベを4色に染め上げます。

 

4月以降も、東京室内歌劇場での活動を中心に沢山の舞台が予定されています。またご案内させていただきます!2020年もGAGをよろしくお願いいたします!

 

北出演のガレリア座公演の告知です!

なんと2か月もこのブログを放置してしまいましたが、もう言い訳はしません。単なるさぼりです。はい。しかし、GAG団員はしっかり活動しております。大津の年内の公演舞台は既に告知済ですが、今回の久しぶりの更新のお知らせは、もう一人の団員、北の出演舞台のご案内となります。

来年2月16日(日)、大田区民ホールアプリコ大ホールにて開催される、ガレリア座、第32回公演「サーカスの女王」に、合唱および語り役(ソロ曲なしの役者)として出演いたします。

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カールマンのオペレッタ、それも、有名な「チャールダッシュの女王」以外のあまり上演機会のない演目を上演するのはガレリア座お家芸の一つで、「モンマルトルのすみれ」「シカゴ大公令嬢」といった珍しい演目の日本初演を手掛けてきました。今回の「サーカスの女王」も、日本初演ではないものの、ほとんど上演機会のない珍しい演目。物語をご一読いただいてもお分かりの通り、ミレッカーの「乞食学生」と「チャールダッシュの女王」を足して二で割ったようなお話ですが、カールマンらしい美しい旋律、少しロシアの味付けを加えたエキゾチシズム、オペレッタらしいダンスナンバーなど、一度聴いたら忘れられない名曲だらけの傑作です。物語も、ハンガリーユダヤ人というアイデンティティを持つカールマンらしい、国境も身分も立場も超えた男女の愛を語って、現代にも通じるグローバリズムとダイバシティを感じさせる普遍的な物語。楽しめること請け合いの演目となっています。

北は、合唱の一員として歌い踊るだけでなく、物語の大団円となる第三幕の狂言回し的な役柄となる語り役を演じます。歌だけでなく、役者としてお客様に楽しんでいただくべく、台本にどれだけプラスアルファを加えられるか、自分なりに試行錯誤を続けております。

例によってチケットが沢山ございますので、ご希望の方は直接北までご連絡ください!よろしくお願いいたします!

10月以降の大津出演公演予定

10月というのにまだ夏の暑さの日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

例によって更新が遅れましたが、9月にGAG本公演を無事に終え、やっと落ち着いてまいりましたので、10月以降の大津出演公演の年内予定をまとめておきます。浅草オペラの再演、おなじみのシャンソン・フランセーズなど、ワクワクの舞台が続きます!

 

★10月 浅草オペラ再演!

2017年に大津が出演し、2018年には地方公演にも参加させていただいた浅草オペラ。大正の熱狂が再び浅草によみがえったような熱い舞台。その熱狂が再び、浅草の地に帰ってきます!

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大津出演は下記の日程となります。

10月19日(土)14:00~ 旧東京音楽学校奏楽堂(Bプログラム)

10月23日(水)18:30~ 浅草東洋館(Aプログラム)

10月30日(水)18:30~ 浅草東洋館(Aプログラム)

10月31日(木)18:30~ 浅草東洋館(Bプログラム)

大津は、「椿姫」を吉原に置き換えた舞台で、主役の花魁「小町」に扮するなど、多数の役柄を早変わりで演じます。音楽監督の山田武彦先生の洒脱な編曲やオリジナル楽曲で、前回とはまた一回り洒落っ気を増したプログラムに、浅草の地が再び笑いと感動に包まれること請け合い!皆様是非浅草の地へ足をお運びください!

 

★11月12日(火)19時~ シャンソン・フランセーズ~イストワール~

先日のGAG公演でも七色のピアノを聞かせてくださった田中知子さんが仕掛ける、「シャンソン・フランセーズ」第八回目!

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いつもの芸達者な方々だけでなく、今回初参加の吉田伸昭先生も加わり、フレンチシャンソンにおさまらないパフォーマンスで渋谷の伝承ホールを涙と笑いに包みこみます!大津はミシェル・ルグランの双子姉妹の歌やピアソラを歌う予定。

 

★11月16日(土)15時~ 浅草オペラin横浜

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10月の浅草オペラが11月には横浜に出張公演。大津はBプログラムでは「ある晴れた日に」などを歌います。

 

★11月25日(月)18:30~ 東京室内歌劇場の歩みPart7

 

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青島広志先生の軽妙でお洒落なお話と構成による東京室内歌劇場の歩みシリーズ、ついに最終回。大津は「ザ・芸者」のおミモザさん、その他に出演予定。

 

★12月26日(木) 東京室内歌劇場創立50周年FESTIVAL

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今年50周年を迎える東京室内歌劇場のメモリアルイヤーを祝う会。大津が執筆編集した50周年記念誌も会場でお買い求めいただけます。大津はシャンソンフランセーズに参加予定。これで2019年は歌い納めとなります。

 

おかげさまで様々な舞台の機会に恵まれた2019年。最後の3か月、しっかり仕上げてまいります。今後ともよろしくお願いいたします!

 

帰ってきました、GAG公演!9月7日、渋谷にて!

梅雨寒が続き、なかなかすっきりしない毎日が続いておりますが、皆様、いかがお過ごしですか?なんかこのブログ、季刊誌みたいな更新頻度になってしまって本当に申し訳ございません。おかげさまで大津の本番舞台が大変多く、数か月先の予定まですっかり決まっているので、逆に更新頻度が下がっちゃている感じはありますね・・・言い訳はさておき、今回の更新は、久しぶりにお届けする大ニュース。なんと、GAGが3年ぶりに帰ってきます!

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来る9月7日(土)の昼下がり、渋谷のラトリエで、3年ぶりに開催するGAGの第13回公演。ずっとシリーズでお届けしている「南の島のティオ」の朗読パフォーマンスうと、大津による米国歌曲のカップリングです。テーマは、「My Home」。

朗読シリーズで取り上げるのは、異郷の土地に魅せられて、過去の自分の全てを捨ててしまいそうになる二人を描いた、「帰りたくなかった二人」。今までお送りしてきた「ティオ」の島の物語の中でも、ちょっと地味な一篇ですが、土地と人との関係や絆を描いて、じんわりと沁みてくる好短編です。第一回からずっと同じ三人チームによる朗読・イラスト・演出にてお送りします。長谷部和也さんの南洋情緒あふれるイラストにも乞ご期待!

そして後半、大津がお送りするのは、二十世紀の米国を代表する作曲家の一人、サミュエル・バーバー作曲の「Knoxville : Summer of 1915」。テキストは、ピューリッツァ賞受賞者でもあるジェームズ・アビーが、自らが幸せな少年時代を過ごしたアメリカ中西部テネシー州の都市、ノックスビルを描いた散文詩。かつての作家自身とも思われる少年の目から見た、1915年の古き良きアメリカ。過ぎ去ってもう二度と戻ってこない故郷への思いを、静かに淡々と描き出す隠れた名曲。英米歌曲がお好きな方にはお馴染みの曲かもしれませんが、なかなか全曲を聞く機会はないかもしれません。シャンソン・フランセーズで味わい深いピアノを聞かせて下さる田中知子さんの伴奏も聴きどころ。

全く異なる二つのパフォーマンスをつなぐのは、「望郷」という言葉。自分の本当の故郷、本当の自分がいるべき場所を探し求める旅の物語と、失われてしまった光に満ちた少年時代の故郷の記憶をたどる物語。そこで今回の公演のテーマは、「MY HOME」としてみました。

例によって、軽いお食事とお飲み物を用意いたしまして、渋谷ラトリエで皆様をお待ちしております。事前予約制にて、先着50名様まで。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております!