GAG(Galleria Actors Guild)は、アマチュアオペラ制作集団「ガレリア座」で知り合った大津佐知子と北教之が、1996年に結成した劇団です。二人芝居を中心とした少人数の演劇・朗読劇などを不定期に上演し続け、2013年には第十回公演を開催しました。演劇だけでなく、歌曲なども交えたお茶会などを今後も発表し続けていきます。

北のソロリサイタル、詳細のご案内です!

ご近所のお宅の庭で、梅が咲き始めました。春ももうすぐですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、先日投稿しました、2019年のGAG活動予定でもご案内いたしました通り、来る4月19日(金)、北の人生初のソロリサイタルを開催することになりました。そのチラシが完成しましたので、ここで公演の詳細をご案内させていただきます。

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ここで、今回ソロリサイタルを開催するに至った経緯などをちらっとご紹介。

シリーズでずっと続けている、Singspielersのさろん・こんさーと。前回のテーマは、「わるいやつら」ということで、オペラの悪役たちの歌を特集しました。そのあと、自分が今までやってきたオペレッタの役柄を振り返ってみる機会があったんですね。ちょっと悪いけど自分の欲望に正直で、「悪役」とか、「わるいやつら」というには器が小さすぎるし、そのくせ人間臭くて、なんとも魅力的な役を沢山やらせていただいていたなぁ、と。前回のガレリア座でやった、「小鳥売り」のヴェプス男爵、「ベニスの一夜」のデラックア、「天国と地獄」のジュピター、「乞食学生」のオルレンドルフ大佐など。

そんなことを考えていた時に、ある方が、「北さんのやってきた役って、『わるいやつら』というより、『憎めないやつら』って感じですね」というお言葉をいただいて、ああ、これだ、と。そろそろいい年齢にもなりましたし、そういう、「憎めないやつら」のレパートリーもそこそこあるし、これはソロリサイタルをやるタイミングが来た、ということなのかな、と。

でも、悲しいかな、ソロリサイタルを開けるほどにレパートリーが豊富なわけじゃないですし、全編オペレッタでそろえてしまう、というのも、ちょっと変化に乏しいかな、と思い、前半は、自分が所属している混声合唱の世界から、歌曲にトライしてみることにしました。木下牧子先生が、合唱曲を歌曲に編曲しなおした作品たち。合唱に親しんでいる方たちには耳になじんだ、「鴎」「ロマンチストの豚」「夢みたものは」などに挑戦しようと思っています。トライしてみると、オペレッタの世界とは全く違った、ストイックで真っ直ぐな歌唱が求められて、思ったよりずっと深い発見があります。

マチュア歌手としては背伸びどころか、高下駄履いて梯子に上って箒で天の星を掃くような企画ではありますが、なんとか楽しんでいただけるよう頑張ります。お忙しい中、平日の夜という時間ではありますが、ちょっと覗いてみようかな、という心優しいお客様がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください。事前予約制にて、先着25名様までとなります。ご連絡、お待ちしております!