GAG(Galleria Actors Guild)は、アマチュアオペラ制作集団「ガレリア座」で知り合った大津佐知子と北教之が、1996年に結成した劇団です。二人芝居を中心とした少人数の演劇・朗読劇などを不定期に上演し続け、2013年には第十回公演を開催しました。演劇だけでなく、歌曲なども交えたお茶会などを今後も発表し続けていきます。

今年もやりますサロン・コンサート!!

急に初夏の陽気かと思えば風が吹き荒れて大気中に禍々しいものが大量に飛散している今日この頃、皆さん鼻腔はお元気ですか?!北の鼻腔は多少慣れてきたようですが、今日は半端なく目が痒いです泣。

さて、まだ本格的な春も近づいたり離れたり、という時期にも関わらず、若干気が早いかもしれませんが、3か月後のGAGプロデュース公演の宣伝をさせていただければ、と思います。今年もやります、Singspielersのサロン・コンサート、今年は6月10日に、渋谷のラトリエにて開催します!そして、今回のテーマは「わるいやつら」。

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オペラがその音楽にのせて描き出す様々なドラマには、魅力的な悪役の存在が欠かせません。有名なヴェルディの「オテロ」に登場するイアーゴや、プッチーニの「トスカ」に出てくるスカルピアなど、まさに悪の権化のような「わるいやつら」。

その美貌と肉体の魅力で、関わる男たちを破滅に導いてしまう、有名なカルメンや、「サムソンとデリラ」のデリラのような、稀代の悪女たち。

さらに、そこまで悪に徹するわけでもなく、どこかお人よしで憎めない、なんとも薄っぺらな悪事を企んでは、ちょっとつつくとすぐオタオタしてしまう、いわゆる小悪党もぞろぞろいます。モーツァルトの「魔笛」のモノスタトスや、ロッシーニの「セヴィリアの理髪師」のドン・バルトロなどなど。

そして、こんな「わるいやつら」の歌う歌が、また実に人間臭くっていい歌が多いんです。嫉妬に狂うむき出しの感情や、独特の悪の美学、あるいはなんともみみっちい悪だくみなど、自分の欲望や感情に忠実に歌われる悪役たちの、魅力あふれる歌の数々。今日はそんな、オペラが生み出した様々な「わるいやつら」の歌を、皆さんとともに楽しんでいきたいと思います。

いつもの新宿御苑の会場を飛び出し、渋谷のラトリエという、少し広い会場での今回の公演、お客様の数もいつもの倍・・・ということで、出演者一同、集客も含めて、気合を入れてまいりたいと思います。現在、絶賛練習&暗譜と格闘中!頑張りますので、お暇とご興味のある方は、是非是非上記チラシの連絡先までご一報ください!