大津出演のオペラ「小さな煙突そうじ」、北出演の合唱団「麗鳴」演奏会、いよいよ来週!
GAG団員の大津、北は現在散開活動中なのですが、それぞれの所属団体の公演がいよいよ来週に迫ってまいりました。なぜか開催時期が重なってしまい、一部の友人には、「オペラと大津さんが好きな方はせんがわ劇場へ、合唱と北さんが好きな方は府中の森へ」という踏み絵状態になっている、という大変申し訳ない事態。相互調整するわけにもいかないので、ひらにご容赦を。
まずは、大津出演のオペラ「小さな煙突そうじ」。子供向けの音楽も数多く書いているブリテンが、子供でも楽しめるように、と、様々な仕掛けを盛り込んだ楽しいオペラ。前半ではオペラのメイキングシーンを「お芝居」として演じ、そこでは客席も一緒になってオペラの曲を練習。後半の「オペラ」ではみんなで一緒に歌う、という「聴衆参加型」のオペラです。楽しいだけではなく、煙突そうじの少年に象徴される、当時の英国社会で社会問題化していた児童労働を激しく告発した時代性も備え、お子様から大人まで楽しめる味わい深い作品。
唐木みゆさんのイラスト、ほんとに可愛いなー。
演出はおなじみ、飯塚励生さん
大津は、今回は、煙突そうじの少年を助け出すブルック家の長男、ゲイ・ブルック役、という男の子の役です。このせんがわ劇場のシリーズで「市場のかみさんたち」以来、4作目の出演ということもあり、出演者の間ではすっかり「お兄ちゃん」と呼ばれているそうな。
というわけで、今回購入したウィッグ。さて、どんな「お兄ちゃん」ぶりを見せてくれるか、乞うご期待!
大津出演の回は、以下となります。チケットのご用命は、大津、またはGAG連絡先まで!
3月3日(木)14時
3月4日(金)14時
3月5日(土)13時
3月6日(日)16時30分
←連絡先はこちらです!
さて、もう一つの周知。3月5日(土)午後、上述の踏み絵状態になっておりますが、北出演の合唱団「麗鳴」の第23回定期演奏会が開催されます。
演奏する曲のテーマが盛り込まれているんですけど、分かるかな?
今回、北はベースの一員として参加するのと共に、演出付きのステージの企画・演出、そしてパントマイムの役者としても参加しています。
これは本番会場で少し前に行ったリハーサルの写真。中央でなにやら不思議なものに腰かけようとしているのが北です。一体これは何なのでしょう?というのは、ご来場いただいてのお楽しみ。
今回の定期演奏会は4ステージ構成。第一ステージの民謡を集めたステージでは、間宮芳生編曲の女声合唱曲「五木の子守歌」や、キングズシンガーズの混声合唱編曲「竹田の子守唄」など、耳慣れた民謡のメロディーを合唱ならではの色彩豊かなサウンドでお楽しみいただけます。
第二ステージでは、麗鳴が得意とする昭和の合唱曲の名作、三善晃「地球へのバラード」と荻原英彦「白い木馬」から数曲ずつ。
第三ステージは三沢治美編曲の懐メロメドレー「LOVE」。上述の演出付きステージです。
そして何より一番の目玉は、第四ステージに取り上げた、五木寛之作詞、千原英喜作曲「心が愛にふるえる時」。日本海を隔てて引き裂かれた人々の望郷の思いが、大陸の風を思わせるスケールの大きな和声で描かれていきます。今年発行されたばかりの新譜ですが、これからいろいろな合唱団で是非取り上げてほしい、歌えば歌うほど味わいの深まる名曲です。
オペラと合唱、というと、客層も重なるようで重ならないんですが、どちらも表現手段は、「声」。声による表現をどこまで極めることができるか、GAG団員それぞれの追求の日々が続いております。一人でも多くのお客様に、その成果を届けることができますように。仙川と府中にて、多数のご来場をお待ちしております!