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GAG(Galleria Actors Guild)は、アマチュアオペラ制作集団「ガレリア座」で知り合った大津佐知子と北教之が、1996年に結成した劇団です。二人芝居を中心とした少人数の演劇・朗読劇などを不定期に上演し続け、2013年には第十回公演を開催しました。演劇だけでなく、歌曲なども交えたお茶会などを今後も発表し続けていきます。

一つ終わり、そしてすぐ次のこと<7月のサロン・コンサート、残席僅少です!>

まだ梅雨入り前とは思えない暑さの中、あじさいの色がどんどん鮮やかさを増していますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

  

さて、先日このブログでレポートしました、北出演の、日野原重明先生の講演会での合唱団ゲスト演奏、好評のうちに終了いたしました。103歳にして言語明瞭、ステージ上で杖を振って歩きまわる日野原先生のパワフルなお姿に感動。

 

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舞台袖から撮影した日野原先生のお姿。声に張りがあって話も面白い。私の倍以上生きてらっしゃるはずなんだが。

 

日野原先生と共に登壇された細谷亮太先生の講演の中で紹介された、在宅によるターミナルケアで天に旅立っていった高校生の女性のDVDにもボロ泣き。細谷先生は、患者に寄り添うこと、患者の家族に寄り添うことの大切さを繰り返し説いてらっしゃって、それが、先日このブログでも紹介した、「風のかたち」というドキュメンタリー映画の題材になった、小児がんを克服した子供たちのサマーキャンプという企画につながっているのだそうです。

  

会場になった笹川記念会館ホールは、マイクを使った講演会のための会場なので、スポンジのように歌声が吸い込まれていってしまいます。そんな中で、力まないように、がならないように、アカペラコーラスで音程が下がらないように、と、本番舞台では技術的なところに集中して、あまり感情的に入れ込まずに歌えたのがかえってよかったかもしれません。終演後、800名近い満場のお客様から温かな拍手をいただき、ほっと一息。

  

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通訳ブースも充実、各座席にモニターも備えられていて、素晴らしい国際会議場でした。

  

さて、一つのイベントが終わればまた次のこと。来る7月26日には、先日このブログでご案内した、GAGプロデュースのサロン・コンサートが控えています。先週末、出演者たちが、伴奏ピアニストのお宅にお邪魔し、練習をしてきました。

 

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伴奏ピアニストの小澤さん家の愛犬、アポロくん。興に乗ると一緒にデュエット(遠吠え)をしてくれます。

 

今回は、「親子」というキーワードで、色んなオペラから、アリア、二重唱、三重唱等を集めてきた「ガラ・コンサート」。音楽的な統一感、というのはあまりないのですけど、親子、という、人間が産まれた瞬間に直面する人間関係をテーマにしているだけに、どの曲もかなり重いです。一曲だけ、魔笛の二重唱がちょっと軽めかな。その他の曲は、選曲した企画者(オレだ)の好みもあって、重厚なアリア、ずっしりとした二重唱、どこまでも続く三重唱、と、聞きごたえのある大曲ばかりが並んでいます。

 

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ピアニストのレッスン室。とってもくつろげる居心地のいいお部屋で、どっしり重たい曲ばかり練習したり、ゆったりくつろいだり、アポロ君と遊んだり。

  

生き別れ、という厳しい運命に引き裂かれ、再び出会った父と娘の歓喜。絶大な権力を握りながら、謀略におびえ、愛を得ることもできず、一人眠れぬ夜を過ごす年老いた父親。村の誰もが「マンマ」と慕うイタリアのおっかさんに向かって、切々と訴えられる泥沼の愛憎。亡霊となっても娘を支配する恐るべき母親・・・それぞれの「親子」が抱える深い葛藤と、それを描き出すスケールの大きな音楽。出演者にはかなり背伸びした企画であることは確かですし、プロのオペラ歌いは一人もいないので、圧倒的な名演奏を聞かせる、なんてことは最初から不可能です。ただ、その曲が本来持っているドラマと、音楽の持つ本来の輝きが、少しでも伝われば。音楽の理想の姿が「垣間見れる」ような演奏ができれば、そして、「このオペラ、全編見てみたいな」と思っていただけるような演奏ができれば。少しでも高みに届くように、出演者一同、ぎりぎりまで奮闘したいと思います。

 

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おかげさまで、残席わずかとなりました。もしご来場を検討されている方がいらっしゃいましたら、お早めにお申し込みください!