GAG(Galleria Actors Guild)は、アマチュアオペラ制作集団「ガレリア座」で知り合った大津佐知子と北教之が、1996年に結成した劇団です。二人芝居を中心とした少人数の演劇・朗読劇などを不定期に上演し続け、2013年には第十回公演を開催しました。演劇だけでなく、歌曲なども交えたお茶会などを今後も発表し続けていきます。

これで今年の締めくくり!合唱団麗鳴 創団30周年記念演奏会のお知らせっ!!

先日の大津の「ジュゴンツチノコ」といい、このブログでの告知がいつも直前になってしまって、本当に申し訳ありません。なんと再来週!の12月15日(土)に開催される、GAG団員、北の所属する合唱団、麗鳴の定期演奏会の告知です。

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毎度、団員のO田さんデザインのチラシです。本当にいつも素敵なデザインありがとう!!

 

私がこの合唱団に初めて顔を出したのは、渡米前の2009年11月。そこから数えてももう9年経つんだね。でも合唱団としては、府中西高のOBOGが集って創団してから、30年になるんですって。ということで、記念演奏会らしく、過去の演奏会で心に残った曲をOBOGと一緒に歌う記念ステージや、オケ伴奏でのモーツァルトの戴冠ミサなど、華やかな舞台が並びます。先日の春こん。で挑戦した、田中達也先生の「ミライノコドモ」、そして季節に合わせて、クリスマスのスタンダードナンバーを実にお洒落にアレンジした、なかにしあかね先生のクリスマスメドレーも。

今回の演奏会、私としては、ガレリア座の「小鳥売り」と練習期間がほぼ重なってしまい、本格的に練習に参加できたのがかなり遅く、そんなに暗譜が得意じゃない私としては相当焦っております。でも合唱団全体としてはどんどんいい感じに仕上がってきているので、とにかく足を引っ張らないように、頑張りたいと思います。入場無料なので、お時間とご興味のある方は、府中の森芸術劇場まで、是非足をお運びください!

 

緊急告知!12月、ジュゴンとツチノコVol2やりまっす!

気が付けばこのブログ、9月末から2か月も更新が滞っておりました!まずい、これでは完全に舞台活動を休止した団体のようではないですか。GAG団員二人ともそれぞれに、活発に舞台活動続けております。9月末から10月にかけては、このブログでも周知しておりました、ガレリア座の「小鳥売り」、南会津にまで出張公演を果たした「ああ夢の街浅草」、「シャンソン・フランセーズ」「コシ・ファン・トゥッテ」と、本番が目白押し。舞台活動が活発すぎてこちらのブログの更新が間に合ってないんですな。ブログの意味がないですな。すみません。

というわけで、本番直前のギリギリ告知、大変申し訳ございません。来る12月2日、大津が出演いたします「ジュゴンツチノコVol.2~今年中にやらなくちゃ!」の告知でございます。

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昨年7月に開催して、ご好評を得ましたこのコンビ、今回は、今年2018年にメモリアルイヤーを迎える作曲家の曲を集めての企画。そろそろ年も暮れてしまう、ということで、サブタイトルは「今年中にやらなくちゃ!」と相成りました。

先日、貝賀さんと大津で、本番会場となる渋谷ホールに行ってきたそうなのですが、今月の18日に開館したばかりの出来立てほやほやのとても素敵なホール。伴奏ピアノはあのファツィオリ、ということで、ピアノとホールを体感するよい機会になるかも、と、出演者二人は申しております。年末のお忙しい時期とは思いますが、渋谷駅から徒歩3分ほどと交通至便でもございます。ご興味とお時間のある方は是非、渋谷に足をお運びください!

10月以降の大津の舞台告知です

 

酷暑、という言葉がまさにぴったりだった季節もようやくひと段落、やっと秋めいてきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

GAG団員の2名は、まずは今月末に控えたガレリア座の「小鳥売り」の舞台稽古にいそしんでおりますが、大津の歌手活動は絶え間なく続いており、10月以降も大きな舞台がいくつも控えております。本日はそのあたりの告知をまとめて。まずは、すっかり常連になりました浅草オペラから。

 

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昨年10月に、浅草のど真ん中でのロングラン公演を行ってから、いまだに地方公演の話が時々出てくるこの企画、今回はなんと、福島県南会津町での公演。今回はなんといっても、昨年10月の浅草公演で、あっという間に我々を大正ロマンあふれる東京に連れて行ってくれた、活弁士麻生八咫さんが再び進行を務める、とのことで、会津の地に浅草オペラの空気がよみがえること必至です。

 

続いては、これまたおなじみとなりました、田中知子さんプロデュースのクロスオーバー企画、「シャンソン・フランセーズ」。

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今回はなんといっても、浅草オペラでもその圧倒的な存在感を見せてくださった、関定子さんと、同じく浅草オペラでキュートな魅力を振りまいた植木稚花さんの参加。常連メンバーも相変わらずのパフォーマンスで、昭和歌謡も交えて人生の喜怒哀楽を描き切ります。

 

そして大津の最大の挑戦となりますのが、モーツァルトのオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」。喜劇を通して人間の奥底まで描き切ってしまったモーツァルトの音楽を味わい尽くすべく、日々譜面とバトルしております。大津はオペラの中で最もドラマの核となるフィオルディリージを演じます。

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怒涛のような本番舞台が重なる10月が過ぎましたら、年始にもう一つの舞台を経て、また面白い舞台に参加。なんと、ポーランド語のオペラです。

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先日言語指導のレッスンが行われたそうなのですが、歌い手の中から、「現地の方は本当にこの言語でこの音符で歌ってるんですよね?」という質問が飛んだそうです汗。難易度は大変高いですが、やりがいのあるオペラ。

 

おかげさまで様々な舞台で、様々な経験を積ませていただいており、それぞれ高いハードルながら、挑戦し甲斐のある舞台ばかり。こういう経験を一つ一つ着実にクリアしていくことが、また次の機会につながる、と、日々挑戦の日々です。

ガレリア座 第31回公演「小鳥売り」の宣伝でございます!

なんだか地上から人類を一掃しようとしているかのような酷暑が続いておりますが、皆さん、御無事でお過ごしでしょうか。GAGの2名はこの酷暑にもめげず、しぶとく舞台活動を続けております。本日は、かなり久しぶりにこの2人が同じ舞台に立つ、ガレリア座 第31回公演 カール・ツェラー作曲のオペレッタ「小鳥売り」の周知でございます。

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「小鳥売り」という演目には名曲がいっぱいあって、最も有名な「チロルのばら」を始め、よくソプラノのソロ曲として歌われる、「私は郵便配達のクリステル」、コミックソングの「試験監督の二重唱」など、オペレッタを少しかじった人なら耳にしたことがある曲がてんこ盛り。

伝統的なドイツの歌芝居、いわゆる「Singspiel」の約束ごとを受け継ぎつつ、ドイツ音楽らしい構造的にしっかりした楽曲が多く、合唱陣含め、ソリストもかなり苦労しながら練習に取り組んでいるところです。

大津は、どこかリヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」のマルシャリンを彷彿とさせる、陰影のある役、大公妃マリーを、そして、北は、物語の狂言回しと言えるヴェプス男爵を演じます。ともに、歌い甲斐、演じ甲斐のある役ですが、変に力まず、作りこみ過ぎず、エキセントリックな役柄でもどれだけ自然に演じ、お客様に共感してもらえるか・・・を考えつつ取り組んでいます。

本番会場は練馬文化センター。9月30日(日)14時開演、と、あと2か月ちょっと先の公演ではありますが、例によってチケットは売るほどございますので、ご興味のある方は、下記までご連絡ください。チケットぴあでも取り扱っておりますが、大津と北から直接お買い求めいただいた方が、座席もお値段も色々とご相談に乗ることが可能です。

連絡先は、いつものこちらでございます!

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ご連絡お待ちしております!

 

 

夏の大津の舞台活動宣伝でございます。

気が付けばこのGAGのブログ、3か月も更新せずにおりました・・・活動休止しちゃったんじゃないか、と思われた方もいらっしゃったかも。実態は全く逆で、4月は大津の「天国と地獄」があり、5月はガレリア座の「こうもり」があり、6月はサロンコンサートがあり・・・と、立て続けの本番に更新が追い付かなかったのが実態でございます。大変申し訳ございません。

本番舞台の感想などは、北の日記(→singspielerの日記)をご覧いただくとして、このブログでは、とにかく先々の公演の宣伝を次々と掲載させていただきます。本日は、7月から8月にかけて大津が出演する舞台の数々を。おかげさまで沢山の舞台にお声をかけていただき、本当にありがたい限りです。

まずは、こちら。

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東京室内歌劇場の「浅草オペラ」公演で、素晴らしいピアノ(だけじゃない)パフォーマンスを聞かせてくださった山田武彦先生が、クラシックから歌謡曲まで、めくるめくクロスオーバーな歌の世界を展開する夢のような演奏会。場所もあの浜離宮ホール。果たして大津はこの曲目リストの中のどの曲を歌うのか、それは当日のお楽しみ。

月が変わって、8月はまずこちら。

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昨年夏に同じ「たちかわ真夏の夜の演劇祭」で、大津は「シンデレラ」のタイトルロールを演じました。今回は、あの「ヘンゼルとグレーテル」。フンパーディンクの音楽はどこを切り取ってもキラキラと美しく、誰もが知っているグリム童話のファンタジーを夢色に染め上げます。大津はグレーテル役で。北としては、府中の合唱団で知らない人のいない櫛田先生がソリストに加わっているのも見逃せないポイント。

8月はなんと3本の本番舞台。2番目は皆様お待ちかねのこちらです!

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なんと3回目となりました、東京室内歌劇場の実力派女性アンサンブル、「万年筆女子会」のコンサート。今回は、民謡、をテーマにお送りします。「歌は千年、筆は万年」というキャッチコピーは大津の作品。どこまで万年筆好きやねん。なんと今回は土曜日に二公演開催!チケットは売るほどございます、とのことですので、みなさん渋谷へGO!

そして8月の最後を飾るのは、この熱い曲でございます。

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大津は常々、「カルメン」の中のジプシーたちの五重唱、中でもフラスキータが歌いたい、と言っておりました。今回は夢がかなっての舞台。渋谷の伝承ホールが真っ赤に染まります!

 

9月の末にはガレリア座の大きな舞台があり、まさに切れ目なし、という感じですが、歌う機会を与えていただけるのは本当にありがたいこと。一つ一つの一期一会の機会を、お客様と一緒に楽しむことができたら、と思います。ごひいき筋の皆様方、なにとぞなにとぞよろしくお願い申し上げます!

 

今年もやりますサロン・コンサート!!

急に初夏の陽気かと思えば風が吹き荒れて大気中に禍々しいものが大量に飛散している今日この頃、皆さん鼻腔はお元気ですか?!北の鼻腔は多少慣れてきたようですが、今日は半端なく目が痒いです泣。

さて、まだ本格的な春も近づいたり離れたり、という時期にも関わらず、若干気が早いかもしれませんが、3か月後のGAGプロデュース公演の宣伝をさせていただければ、と思います。今年もやります、Singspielersのサロン・コンサート、今年は6月10日に、渋谷のラトリエにて開催します!そして、今回のテーマは「わるいやつら」。

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オペラがその音楽にのせて描き出す様々なドラマには、魅力的な悪役の存在が欠かせません。有名なヴェルディの「オテロ」に登場するイアーゴや、プッチーニの「トスカ」に出てくるスカルピアなど、まさに悪の権化のような「わるいやつら」。

その美貌と肉体の魅力で、関わる男たちを破滅に導いてしまう、有名なカルメンや、「サムソンとデリラ」のデリラのような、稀代の悪女たち。

さらに、そこまで悪に徹するわけでもなく、どこかお人よしで憎めない、なんとも薄っぺらな悪事を企んでは、ちょっとつつくとすぐオタオタしてしまう、いわゆる小悪党もぞろぞろいます。モーツァルトの「魔笛」のモノスタトスや、ロッシーニの「セヴィリアの理髪師」のドン・バルトロなどなど。

そして、こんな「わるいやつら」の歌う歌が、また実に人間臭くっていい歌が多いんです。嫉妬に狂うむき出しの感情や、独特の悪の美学、あるいはなんともみみっちい悪だくみなど、自分の欲望や感情に忠実に歌われる悪役たちの、魅力あふれる歌の数々。今日はそんな、オペラが生み出した様々な「わるいやつら」の歌を、皆さんとともに楽しんでいきたいと思います。

いつもの新宿御苑の会場を飛び出し、渋谷のラトリエという、少し広い会場での今回の公演、お客様の数もいつもの倍・・・ということで、出演者一同、集客も含めて、気合を入れてまいりたいと思います。現在、絶賛練習&暗譜と格闘中!頑張りますので、お暇とご興味のある方は、是非是非上記チラシの連絡先までご一報ください!

4月、せんがわ劇場にて、「天国と地獄」ユリディスを大津が演じます!

寒い日が長く続きましたが、急に空気が温かくなってきましたね。近所の梅もいい感じに満開になってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、先日、2018年のGAG団員の舞台スケジュールを紹介させていただきましたが、その中で、少しタイミングが悪く、具体的に書けなかった大津の出演舞台について、本日周知させていただきます。

4月26日~4月30日に、調布市せんがわ劇場で開催される「東京室内歌劇場 スペシャルウィーク2018」にて、オッフェンバック作曲「天国と地獄」が上演されます。

大津は、そのヒロイン、ユリディスを演じることとなりました。

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このせんがわ劇場のシリーズに大津が最初に出演したのが、第二回公演で上演された、同じくオッフェンバックの「市場のかみさんたち」。その後のせんがわ劇場のシリーズの全て(「利口な女狐の物語」の雄鶏、「子供と魔法」のりす、「小さな煙突掃除人」の少年、「魔笛」のアンサンブル)に連続出演してきましたが、今回はオッフェンバックの代表作ともいえる「天国と地獄」のヒロイン。そしてこの「天国と地獄」は、ガレリア座が以前に上演したことがあり、その時にジュピターを演じた北にとっても思い出深い演目。ジュピターとユリディスが歌う抱腹絶倒のデュエット「ハエの二重唱」は、北にとっても大津にとっても、大事なレパートリーの一つです。

 

「市場のかみさんたち」もそうですが、オッフェンバックの音楽は、そもそもがパリのキャバレーの幕間劇のような猥雑さとパロディ精神に満ち溢れています。「天国と地獄」も、有名なグルックのオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」のパロディであり、当時のナポレオン三世第二帝政に対する痛烈な風刺になっています。ハエに変身してまで美女を追いかけるジュピターの姿は、好色で有名だったナポレオン三世自身の反映であるにも関わらず、ナポレオン三世オッフェンバックの作品の大ファンで、舞台を見て腹を抱えて大笑いしていたというから、いったいどういう神経の持ち主だったのやら。

 

ユリディスは地獄の王プルートと神の王ジュピターに愛される絶世の美女。「モテ期来た~」と大津も張り切っております。先日開催された、せんがわ劇場のサンデー・マチネコンサートでも、一幕のクプレと「ハエの二重唱」を披露し、好評だったとのこと。4月の本番舞台で、客席と舞台が混然一体となるせんがわ劇場の空間が、どんな色に染まるのか、今から本当に楽しみです。お時間のある方は、是非是非せんがわ劇場へ!