10月の大津の舞台活動です!
天気の変化の激しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。今日は、10月の大津の舞台活動を2つ、ご紹介いたします。2つ、と言いながら、出演日は10月中で4日。まぁ大忙しの一か月となります。
一つ目は、浅草オペラ100年記念公演「歌と活弁士で誘う ああ夢の街 浅草!」
東京室内歌劇場の歌い手70名がほぼ一か月間に渡って繰り広げる全21公演。浅草オペラの代表曲であり、昭和初期にも歌われていた「恋はやさし野辺の花」「洒落男」「ベアトリ姉ちゃん」などの名曲だけでなく、「コロッケの唄」「おてくさん」など、浅草オペラのチャレンジ精神が生み出したオリジナル曲、そして、浅草風の無国籍テイストにアレンジされたオペラの定番曲「カルメン」、当時の最新ムーブメントであるアメリカンジャズを和風に変換した「月光値千金」など、西洋音楽を貪欲に取り込んだ大正デカダンスの空気そのままの、まさになんでもありの舞台。上演されるのは浅草東洋館。大津の出演日は、10月4日(水)、10月12日(木)、10月25日(水)の3回です。いずれも18時30分開演。関東大震災で灰燼と化すまでのわずか6年間で、その後の日本のエンターテイメントを根本的に変えた革新のムーブメント、浅草オペラのパワーをお楽しみください!
もう一つの出演舞台が、ピアニスト田中知子さんプロデュースによる「シャンソン・フランセーズ」。
フランスシャンソンの定番曲だけでなく、田中知子さんの愛してやまない昭和歌謡の名曲なども交えた、エスプリあふれるステージ。大津のメイド服コスプレなどもあるそうです。メイド服は佐橋美起さんから借りるそうです。なんとコメントしてよいものやら。
様々な歌や人、本番舞台との一期一会の出会いに日々感謝しつつ・・・お時間のある方は是非、浅草または渋谷に、足を運んでいただければと思います!
混声合唱団 麗鳴 定期演奏会、盛会のうちに終演しました。
なんとなく秋めいた天候になってきた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。芸術の秋、ということもあり、GAG団員出演の演奏会や舞台はこれから数か月間目白押しです。近日中にまとめて周知いたしますが、今日はまず、先日、9月2日に、盛会のうちに終演しました、北が所属しております混声合唱団 麗鳴の演奏会のレポートです。
今回のチラシ・パンフレットの共通テーマが、「日めくりカレンダー」。デザイナーの麗鳴の団員さん、F田さんのセンスが光ります。
第一ステージに歌った、北川昇先生のアカペラ組曲「今日も」は、工藤直子さんのビビッドな歌詞と、北川先生のクリアな和音のコラボレーションが絶妙。麗鳴は、この中の数曲を、今年の東京春のコーラスコンテスト(いわゆる「春こん。」)で歌っています。少人数でじっくり煮詰めた経験のおかげで、いつもは苦手にしているアカペラの曲も、それなりに自信をもって歌えた気がしています。
今回の演奏会の目玉の一つが、第二ステージに演奏しました「パイプオルガン伴奏曲」。本番会場の府中の森芸術劇場ウィーンホールには、とても立派なパイプオルガンがあり、麗鳴は十数年前に、一度このオルガン伴奏で演奏したことがあったそうです。北が入団するよりずいぶん前のことで、記憶も薄れてきている今、「このパイプオルガンを伴奏に、本格的な宗教曲をやりたい」という話が出てきた。そこで、日々の仕事に疲れ果てた某団員が、「髙田三郎の『来なさい重荷を負うもの』を、オルガン伴奏で歌ってみたい」という声を上げ、このステージの企画がスタート。
プログラムはこんな感じ。千原先生の「Cantate Domino」をはじめ、なかなかオルガン伴奏で聞く機会の少ない曲が並びました。第一ステージがアカペラだったこともあり、ステージ冒頭にオルガンが壮大な和音を鳴らすと、檀上にいてもテンションが上がる感覚がありました。
ちなみに、オルガンを伴奏してくださった関本恵美子先生は、北がサロンコンサートで共演している歌い手と知り合いだった、という・・・世間って狭いですよね~。
続いての第三ステージは、ヒットメドレー「YUME」。編曲者の三沢治美先生と麗鳴とは結構縁が深く、「SORA」「LOVE」に続き、このヒットメドレーのシリーズを取り上げるのは3回目になります。前回2回は演出付きでの演奏でしたが、今回は、しっかり歌だけで表現してみよう、ということで、演出は特になし。(演出担当の北のアイデア切れ、というのもあったりして)
懐かしいメロディーと鮮やかな編曲、そして、三沢先生ご本人のご来場や、新作のご披露などにも助けられ、最終ステージに向けてのいい空気感を作り上げることができました。三沢先生は、お身内の方が球団経営に尽力されていた長野の独立リーグ球団、信濃グランセローズの優勝決定戦の観戦を諦めて、この演奏会にご来場くださった、とのことで、打ち上げ会場では2007年のリーグ発足以来となる優勝を三沢先生と一緒にお祝いすることができました。優勝おめでとうございます。
第四ステージの信長貴富先生「くちびるに歌を」は、ウィテカーを彷彿とさせるような実験的なサウンドと、ベートーベンの歓喜の歌を思わせるメッセージ性の強い終曲「くちびるに歌を」が強烈な印象を残す名曲。演奏機会も多い人気曲ですが、技術的難易度はかなり高く、麗鳴にとっては相当背伸びした選曲。ご来場のお客様の心に、太陽を、歌を届けられるように、精いっぱい歌いました。
ほぼ満席となった客席の温かさとスタッフに支えられて、充実感いっぱいの演奏会。(実は大津も影アナでサポートしてくれました)「今日が今日であること」の幸せ、つらくても悲しくても、歌と共に生きていることの幸せをかみしめることができた演奏会でした。ご来場くださったお客様、本当にありがとうございました。また来年12月、同じウィーンホールでお会いしましょう!
シンデレラ、万年筆女子会、好評のうちに終演いたしました。
梅雨が戻ってきたかのような最近の東京近辺の天候ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、先日来ご案内しておりました、大津出演のオペラ「シンデレラ」、「万年筆女子会Vol.2『国産礼賛~日本のうたを愛でる夏』」好評のうちに終演いたしました!
1年前に渋谷エレクトーンシティで上演された東京シティオペラ協会の「シンデレラ」の再演舞台。大津は再び、タイトルロールを演じることができました。
ここで、前回のシンデレラ舞台の写真を。
前回はイケメンの佐藤圭さんと。そして今回は、
大西啓善さん。これまたイケメン~
マスネの「シンデレラ」は、単なるおとぎ話ではなくて、シンデレラの想いが孤独な王子の心を動かし、その二人の心の共鳴が現実の障害を打破していくドラマティックな物語に仕立てられています。この「シンデレラ」、METで今年初演され、来年にはライブ・ヴューイングで日本でも見られるようなんですが、シンデレラを歌うのはあのディドナート。ようするにメゾの役なんですよね。ソプラノの大津にはかなり低い声域なんですが、前回同様、ほとんど胸(ペット)に落とさずに、頭声の響きをキープしながら、どこまでも甘美でロマンティックなマスネの旋律をしっかり客席に届けることができました。
ちなみに、このMETのライブ・ヴューイングのその他のキャストで注目なのは、妖精の女王のキャスリン・キム(完ぺきなコロラトゥーラ、そして、まさに妖精のような愛らしさ)と、お父さん役のロラン・ナウリ。そして継母アルティエール役があのステファニー・ブライス!演出はあのローラン・ペリーですよ。これまであまり上演されなかったこの演目、今後、世界で上演機会が増えてくるのでは、と思います。世界に先駆けての東京シティオペラ公演で、このタイトルロールを再び歌えたことに、心から感謝です。
そして続いては、大津が「一番楽しい現場」と言い切る、万年筆女子会コンサートVol2「国産礼賛」。今回のテーマは、日本歌曲です。
ということで、まずは皆様浴衣姿で登場。
ピアニストの田中知子さんが、「奇跡の五人組」というこの5人。何が奇跡か、といえば、それぞれの得意分野が驚くほどかぶらない。声の質も色合いもそれぞれ違う、というだけでなく、それぞれの嗜好も違っていて、今回、「邦人曲」という共通のテーマを設定しても、各自が選んできた作曲家が全然重複しない。
にも関わらず、「現場が楽しい!」と大津が言い切るのは、練習の後、万年筆という共通の趣味を巡るダベリ時間が楽しいのももちろんのこと、嗜好も得意分野も違うそれぞれの歌い手が、歌やパフォーマンスに対して見せる真摯な姿勢や、音楽へのこだわりを共有しているから。それぞれの力量や姿勢へのリスペクトが、この奇跡の五人組をがっちりまとめていて、今回はそれがハイクオリティのアンサンブルになって表れた感がありました。
後半はドレスで。
この五人組、次回はどうするべ、と既に協議開始しているそうで、今後どんな方向に進んでいくのか、本当に楽しみです。
さて、ここで一つ残念なお知らせ。北が出演予定でしたレストランでのウィーン・オペレッタコンサート、残念ながらあまりお客様を集めることができず、コンサートが中止になってしまいました。とはいえ、これでめげるわけもなく、北は9月に混声合唱団麗鳴の演奏会が控えており、大津は浅草で開催される浅草オペラ100年記念イベントに出演予定。さらに11月にはガレリア座の「ホフマン物語」もあり、相変わらず演奏活動が目白押し。このブログでもどんどん周知してまいりますので、今後ともGAGをよろしくお願いいたします!
来週末、続けざまでーす!!
梅雨が明けたというのに、曇り空や突然の豪雨と、相変わらず天候は安定しませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
例によって個別活動中のGAG団員、お互いのスケジュールが重複したり連続したりすることはよくありまして、来週の週末、8月5日、6日と、それぞれの舞台や演奏会が連続します。直前のご案内でございますが、まだまだ残席多数・・・そういえば来週の予定がぽっかり空いてるわ、という方がもしいらっしゃれば、ぜひぜひご連絡ください!!
まずは、8月5日(土)、大津の舞台。
以前、東京シティオペラ協会が渋谷のエレクトーンシティで上演して好評だったこの演目、日本語上演、そして題材もおなじみのシンデレラ、そしてマスネの緩急コントラストのくっきりした音楽、と、子供から大人まで楽しめる上質の舞台です。夏休みのイベントに、家族でオペラを楽しみに、立川まで足をのばしてみませんか?
そして日曜日、8月6日は、北のレストランコンサート。
浜松町にあるイタリアンレストラン、「サン・ミケーレ」で開催されるこのコンサート、数々のオペレッタ舞台で活躍されている黒田晋也先生と小林晴美先生と共演させていただける、ということで、今からドキドキでございます。作曲編曲なんでもこなす金井信先生のピアノも聞きもの。おいしいイタリア料理とオペレッタに、時間を忘れること請け合いです。
ご興味お持ちの方は、例によって、下記のGAG連絡先までご一報ください!
多数のご来場をお待ちしております!
ジュゴンとツチノコ Vol.1 好評のうちに終演いたしました!
梅雨の鬱陶しい天気が続き、突然の台風の来襲と、なかなかすっきりしない毎日でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、先日このブログでもお知らせしました、大津出演のサロンコンサート、「ジュゴンとツチノコ Vol.1」、好評のうちに終演いたしました。
東大柏葉会合唱団の「伝説の」指揮者と言われた二人。FACEBOOKで再会して、「何かやりたいね~」という話が盛り上がって実現したこの企画。
会場となった、門前仲町シンフォニーサロンは、コンパクトなスペースながら、不思議と音をクリアに響かせてくれる場所。東大柏葉会合唱団のOB/OGの方々も多く集い、客席と出演者が一つの音楽の場を共有して、温かく親密な、まさに「サロン」の空気を作り上げることができました。
今回のプログラム、大津得意のフランス歌曲を前半に。ドビュッシーやフォーレ、そして大津が愛してやまないプーランクの歌曲など、貝賀さんの立体的な伴奏と相まって、どこかヒリヒリするような、緊張感と遊び心の共存したビビッドな空気を作り上げました。
前半の最終曲は、アダン編曲の「ママ、聞いて」。きらきら星変奏曲を超絶コロラトゥーラ技法で再現した難曲を歌い切りました。
MCの間には、大津のウンチク話に貝賀さんの絶妙な突込みと、息の合ったかけあいに、お客様もすっかりなごみます。
そして休憩時間には、大津手作りのポテトサラダなどのフィンガーフードとワインに加え、お客様お持ち込みのワインやお菓子も供して、すっかり和やかな雰囲気に。
お料理やワインをサーブするのは両家のジュニアたち。例によって家庭内手工業です。
後半は衣装もダークに、ちょっとアダルトっぽく、英米大衆歌を中心に。ガーシュイン、コール・ポーター、ノエル・カワードなどを、時には諧謔を、そして時には哀愁を込めてお届け。貝賀さんのカプースチンなどもジャジーで濃密な音楽空間を作り上げ、なんだかマンハッタンのジャズクラブで、音楽家の妙技だけでなく、その場の空気そのものを味わっているような、贅沢な時間となりました。
最後にはお客様全員と一緒に集合写真。満席のお客様と濃密な時間を過ごすことができました。
今回の本番写真は、写真家の早川礼子さん撮影。モノクロ写真含め、場の空気感まで切り取る素敵な写真の数々。
さて今回の「ジュゴンとツチノコ」、Vol.1と銘打っており、シリーズ化?との話もちらほら。まだ何も決まっておりませんが、「ぼちぼちと考えていきます」とは大津の弁。次にいつ皆様にお会いできるか分かりませんが、また家内制手工業ならではの濃密な時間をご提供できれば、と思っております。
GAG団員2017年の活動予定アップデート
いよいよ5月も後半、街中の紫陽花がたくさんの蕾を付け始めました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
2017年もいよいよ後半戦、GAG団員の今後の出演舞台の予定もそろそろ出揃ってまいりました。先日の投稿で予告しました通り、これからの出演予定舞台の、告知と宣伝をさせていただきます。
〇6月24日(土) つくい合唱祭 @神奈川県立相模湖交流センター
神奈川県立相模湖交流センターで開催される地元の合唱祭に、北の所属する合唱団「麗鳴」がゲスト出演します。
〇7月1日(土) ジュゴンとツチノコVol.1「Let's Do It!」 @門前仲町シンフォニーサロン
大津は大学生時代、東大柏葉会合唱団という合唱団で学生指揮者を務め、難曲と言われるマルタンの「二重合唱のためのミサ曲」を指揮、団史に残る名演奏と評されました。以来、柏葉会では、「伝説の指揮者」と言われているそうなのですが、その大津より以前、卓越した音楽センスとピアノの技術で、やはり「伝説の指揮者」と言われたのが、今もアンサンブル・ピアニストとして東西で活躍されている貝賀直樹さん。この二人の「伝説」がタッグを組んだユニット、その名も「ジュゴンとツチノコ」が、第一回目となるサロンコンサートを開催します!大津のメインフィールドであるフランスと米国歌曲、貝賀さんが愛してやまないカプースチンなど、ジャジーでポップでエレガントなコラボになること請け合い!
〇8月5日(土)東京シティオペラ協会公演 「シンデレラ」 @たましんRISURUホール 小ホール
以前、東京シティオペラ協会が、渋谷のエレクトーンシティで上演した「シンデレラ」、好評により再演決定!大津は前回公演に引き続き、タイトルロールのシンデレラを演じます。
マスネが、甘美ながらちょっと苦い大人のファンタジーに仕上げた「シンデレラ」。共演者の顔ぶれも変わり、また違った味わいの舞台になりそうです。
〇8月6日(日)ウィーンオペレッタコンクール入賞者お披露目コンサート
ウィーンオペレッタコンクールのアマチュア部門入賞者のお披露目、ということで、浜松町のレストランでディナー付きのコンサートが開かれます。北と、2名の入賞者、そして、オペレッタ座の黒田晋也先生、小林晴美先生、という豪華な共演者。なんともゴージャスな夜になりそうです。チラシなどできましたら、こちらでご案内いたします。
〇8月9日(水) 万年筆女子会 Vol.2「国産礼賛!」
昨年11月に産声を上げた「万年筆女子会」、第2回目の演奏会開催決定!万年筆好きのオペラ歌手が集ったこのユニット、今回のテーマは「国産」。色んな外国製も個性があって素敵だけど、やっぱり国産の緻密さは捨てがたいわぁ、と、日本のメーカーの技と魅力を歌い尽くします…ということで、日本歌曲をメインにしたコンサート。日本製万年筆のウンチクもたっぷり楽しめると思います!
北の所属する混声合唱団「麗鳴」の定期演奏会、今回は、信長貴富先生の名作「くちびるに歌を」組曲全曲演奏を始め、オルガン伴奏で演奏する千原英喜先生の「Cantate Domino」、北川昇先生の無伴奏組曲「今日も」、三沢治美先生編曲のヒットメドレー、「YUME」など、バラエティに富んだステージをお送りする予定。こちらも、チラシなど詳細情報決まりましたら、こちらでご案内いたします。
〇10月 浅草オペラ100周年イベント
浅草オペラが誕生して100年を記念し、東京室内歌劇場が仕掛ける一大イベント。浅草近辺の演芸場や小劇場など、様々なスペースを使い、半月近くにわたって、多数の歌い手たちが、浅草オペラを彩った名曲の数々を披露します。大津はほぼ毎週のように出演舞台があるとのこと。詳細決まりましたら再周知いたします!
〇10月17日(火) シャンソンフランセーズ5 @渋谷区文化総合センター大和田6F
時空を超えるピアニスト田中知子さんが企画する「シャンソン・フランセーズ」、前回に引き続き、大津が出演することとなりました。これも詳細決まりましたらまた周知いたします!
〇11月26日(日) ガレリア座 第二十九回公演「ホフマン物語」 @パルテノン多摩 大ホール
GAG団員の本拠地の1つでありますアマチュアオペラ制作集団「ガレリア座」。22年前に、この団体が初めてオペラ全幕上演に挑戦したのが、オッフェンバック作曲「ホフマン物語」。今回はこの演目の再演となります。大津は、3人のヒロインの一人、歌に生き、歌に死ぬ歌姫アントニアを、北はその父、クレスペルを演じます。こちらも、詳細決まりましたらまた周知させていただきます!
ここには書ききれなかったその他のイベントも含め、気がつけば2017年も盛りだくさんになりそうです。地に足付けつつ、しっかり背伸びして届く限りの自分のベストをお聞かせするべく、精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします!
Singspielersのさろん・こんさーと、無事終演いたしました!
このブログもすっかりご無沙汰してしまい申し訳ございません。今年の出演舞台の予定など、いいタイミングでアップしようと思っているうちに、ずんずん時が過ぎてしまい・・・気が付けば更新が2か月以上滞ってしまいました。これではまるで、すっかり活動休止状態になってしまった演奏団体のよう・・・いえいえ、GAG団員はそれぞれに、相変わらず活発に活動しております。ということで、まずは、先日5月14日に無事終演いたしました、Singspielersのさろん・こんさーと(Act.3)の報告から。
終演後、出演者の集合写真。本当に気の置けない仲間たちです。
今回のさろん・こんさーと、テーマは、「オペレッタの中の”ラ・ボエーム”」。プッチーニの「ラ・ボエーム」ももちろん大好きなのだけど、パリに生きるグリゼットたちをモチーフにしたオペレッタも大好きで、「グリゼット」というキーワードで、大好きな曲をいっぱい歌いたい、というのが今回の企画の動機。
19世紀末から20世紀初頭のパリで懸命に生きた、働く女性の先駆け、「お針子=グリゼット」たち。魅力あふれる彼女たちの生きざまを描いたオペラやオペレッタを追いかけていくと、その先には、「レ・ミゼラブル」のファンテーヌが現れたり、あるいは大正時代の東京を彩ったモダンガールたちの蠱惑的な微笑みが立ち昇ったりする。突き詰めていくとキリのない題材で、必然的に素晴らしい楽曲もいっぱいです。北の個人的な感想を言えば、ずっと前から一度は歌ってみたかった、「ラ・ボエーム」の四幕冒頭、ロドルフォとマルチェッロの二重唱を歌うことができたのが本当に嬉しかったです。
最後の曲、カールマンの「カランボリーナ・カランボレッタ」では、お客様の手拍子をいただいて盛り上がりました。
いつものように、ワインとおつまみを出しての第二部では、余興、ということで、お世話になっているピアニストの田中知子さんのご厚意で、田辺いづみさん訳詞のシャンソンフランセーズの定番曲を歌わせていただき、これが大ウケ。
映像を見たら、ああ、あの曲か、と分かる人はわかりますね。(北が自分で吹き出しそうになっておりますが・・・)
第二部の最後には、出演者とお客様で「オー、シャンゼリゼ」を大合唱して終演。何のかんの言って、歌っている当人たちが一番楽しんでいたかもしれません。
自分が歌っている動画を見たりすると結構冷汗が流れたりするくらい、全然ヘタッピイで反省しきりなんですが、その割に懲りることなく次の企画も考えていたりします。Singspielersのさろん・こんさーとのシリーズは、まだまだ続きます。今回ご来場くださった皆様、本当に楽しい時間をありがとうございました。そして、次回をお楽しみにお待ちください!
さて、投稿が滞っていたので、近日中に、今年のGAG団員の出演舞台の情報を一気に公開したいと思います。今年もがっつり盛りだくさんで参ります!今後ともGAGをよろしくお願いいたします!